麻しん(はしか)について
2018年4~5月にかけて、沖縄県、愛知県を中心として麻しんが流行しました。6月の段階で、流行は沈静化していますが、今後も注意が必要です。麻しんを確実に予防するためには、ワクチン接種を2回することが推奨されています。
麻しん(はしか)は、感染力の非常に強い麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。
症状は約10日間の潜伏期間をおいて、かぜのような症状(発熱、せき、のど痛、目の充血など)が続いたあと、全身に発疹がでて約10日間で回復します。
まれに肺炎や脳炎を合併することがあり、重症の場合は死亡する可能性があります。
有効な治療薬はなく、症状を和らげる治療を行います。
マスクや手洗いでは予防できません。唯一の予防法はワクチンの接種です。確実に予防するためには2回のワクチン接種が有効です。
- ワクチン接種が推奨されるひと
- 定期接種の対象: 1歳児と、小学校入学前の幼児(今年度6歳になるひと)・・・絶対!
- 任意接種の対象: 小学生以上で麻しんにかかったことがなく、
- 麻しんワクチンを1回も受けたことが無いひと・・・絶対!
- 麻しんワクチン接種が1回だけのひと・・・2回目を推奨!
- 任意接種の対象: 小学生以上で麻しんにかかったことがなく、
ご自分の母子手帳を確認して、ワクチン接種の有無を確認しましょう。
- 28歳以上の方は、麻しんワクチンを1回しか接種してない世代です。2回目の接種をお勧めします。
- 50歳以上の方は、麻疹の免疫力を持っていることが多い(知らないうちに感染している)ので、予防接種は不要と考えられています。
- 保育、学校、医療関係者は積極的に2回接種を受けることをお勧めします。
※参考:川口市ホームページ 「麻しん(はしか)について」 より
- 麻しん予防接種の機会
- 1回もなかった世代: 昭和46年1月28日生まれ以前の方
1回の世代: 昭和46年1月29日生まれ~平成2年4月1日生まれの方
2回の世代: 平成2年4月2日生まれ以降の方